私の妻が働けなくなった原因は中途失聴したことです。
妻は学生時代に軽度の難聴を発症し、
目指していた教師の道を断念しました。
今までは何不自由なくできていた会話
ができなくなり徐々に
環境が変わっていきました。
はじめは、
難聴になったことを隠していたいので聞こえるフリをしていました。
すると会話のなかで
返事のタイミングがズレてきました。
相手の言っていることを予測して
返事をするようになるからです。
相手の質問や問いかけに対して
的を外れた返事をしてしまうことも
たびたびあります。
すると会話がちぐはくして噛みあわなくなり相手から「おかしな子」とか「天然ボケ」と思われるようになります。
天然キャラのような存在です。
そして本人も会話のキャッチボールができないことに不安をもち始めます。
天然キャラとして笑って済ませた
学生時代はよくても
仕事となるとそうはいきません。
教師であればなおさら不味いです。
進路指導など生徒とのコミュニケーションが出来なければ相手の将来を狂わせてしまう可能性もあります。
授業で生徒に質問しても答えを聞き取れなければ、正解なのか不正解なのかを判断できません。
保護者との面談も、
職員どうしの会話も難しいです。
難聴が原因で教師という職業を
諦めるしかありませんでした。
このように難聴で相手の声が聞き取れないというだけでこんなに不都合なことが毎日のようにおこってしまいます。
妻は難聴になり仕事も生活も
変わってしまいました。
でも難聴者が働ける環境はあります。
体を動かす労働系の仕事は会話も
少ないので難聴者にもできる
仕事は多いです。
たとえば、
「検針」水道、ガス、電気
「集金」新聞
「配達」新聞、ポスティング
「工場」製造ライン
「清掃」施設清掃
「調査」国勢調査員
「警備」交通誘導員
私の妻も実際にやっていますが、労働系の仕事は会話より体を動かすことが優先になるので難聴者にできることが多いです。
新聞の集金も
「こんにちは~集金に来ました!」
「3,000円になります」
「ありがとうございました!」
一方通行の会話でやり取りできます。
国勢調査員のアルバイトは
調査といってもアンケート用紙を渡して
後日、回収に伺うだけなので言葉で
質問する仕事ではありません。
探せばできる仕事はあるんです。
ただ事務系の仕事は少ないです。
体が資本の労働系の仕事が中心です。
実は私の心配は妻は労働系の仕事ばかりを掛け持ちしていることです。
できる仕事はなんでもやる妻のがんばりは評価したいのですが、年齢も40代後半になることでの体の負担がどうも心配なのです。
今後のことを考えると事務系の仕事もできた方が、年をとっても続けられるし体への負担も少なくても済むと思うのです。
事務系の仕事もない訳ではありません。
たとえば、
私がサラリーマンのかたわら副業でしているアフィリエイトというWebビジネスは自宅でできる事務系の仕事のひとつです。
ネット接続したパソコンが
1台あればできる仕事です。
Webビジネスなので相手との
直接の会話はありません。
100%メールで取引きが
できる仕事です。
しかし、
サラリーマンとはちがい個人事業
なので仕事は与えられるものではなく
自力で探すことが必要です。
自分のペースでできる仕事なので空き時間を利用してなど他の仕事の合間にもできるといったメリットがありますがデメリットもあります。
私も経験しましたがアフィリエイトというWebビジネスのデメリットは結果はすぐには出ないということです。月5万円を稼ぐために半年かかりました。
誰でもできる敷居の低い仕事ですけど
誰でも稼げる仕事ではありません!
稼ぐ方法やノウハウ、
そして稼ぐ経験が必要です。
ほとんどの人は月5千円も稼げず元の仕事に戻ってしまう現状もあります。
何故かわかりますか?
元の仕事をしていた方が楽だからです。また稼ぐノウハウをわかったつもりでいて、誰でもやれば稼げると安易な考えでアフィリエイトをしているからだと思います。
不自由なく働ける人は危機感や現職に対する不安がないのです。アフィリエイトをお小遣い稼ぎの延長と思っている人が多いです。
将来、妻がアフィリエイトで
稼げるようになるか保障はできません。
でも難聴者でも十分に活躍できる仕事として教えることにしました。今は良くても5年後の将来の妻の負担を考えて今から特訓です。
カテゴリ:難聴者が働けない環境